メンタル心理士・アートセラピストとしての横顔
どのような人にも悩みはあります。
軽い悩みだったら、いつものように一人で解決したり
周囲の人に相談したりして解決できるかもしれません。
しかし、悩みの中には、自分ひとりでは解決できないものや
周囲の人に相談しても解決できない悩みもあると思います。
そんな時に、気軽に利用して欲しいのが、カウンセリングなんです。
実はね、わたし自身にもつらい時期がありました。
頭が変になっちゃいそうだった。ううん、もう変になってたかもしれない。
なかなか言い出しにくい胸の内を、誰かに話すことができたら
あのとき、もっとラクだったろうなあって思うんです。
心のケアは、私たちが軽視しがちなことの一つです。
なぜなら、心のケアはどのようにしたら良いのかなんて
誰からも教えられていないのですから。
誰でも、否定的な考えや恐れを持っているのかもしれません。
それが現在の行動や状況に影響しているのかもしれません。
しかし心が変われば、行動が変わる、のです。
カウンセリングの時の私は、
相談者の方のお話を、非難も批判もせず丸ごと受け止め、
耳を傾けるようにつとめています。
不安やイライラ、怒りや憎しみといったマイナスの感情も、
そのままぜ〜んぶ、受け止めたいんです。
ありのままを話せるんだ、っていうことがわかると、
たったそれだけのことでも、心の中にあった緊張や不安が取り除かれて、
心身がリラックスできるんです。
写真家としての私が、いつも思うこと
カウンセリングの時の私も、カメラを手にしている私も、
どちらも本当の私に変わりないんです。
カウンセリングに来て下さる相談者の方っていうのは、
総人口からしたら(大げさだけど)、
ほんのわずかな人数にすぎないんですよね。
でも写真は違う。もっと多くの人に見てもらえる。感じてもらえる。
生まれてから死ぬまでの間に出会える人の数って、たかが知れてる。
だからこそ、出会えた人とのご縁を大切にしたいのはもちろん、
出会えない人にも、私の何かが伝わったら嬉しいな。
そう思って、撮り続けているのかもしれない。うん。
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